昨日の「フォントパッケージ」をXP機(ノート)に早速導入してみました。
どのように変わるのかを書こうと思ったのですが、すでにインストールしてしまったので、導入前の状態が解りません。そこでやや不正確になるかもしれませんが、このフォントを導入していない ( というか、できないことになっている ( 本当にできないかどうかは不明 ) ) Windows2000搭載機 ( デスクトップ ) との比較をいたします。
比較の方法ですが、まず、マイクロソフトのサイトに
「 JIS X 0213:2004 対応と新日本語フォント「メイリオ」について 」 という項 があり、そこに
「 ホワイトペーパー「Microsoft Windows Vista における JIS X 0213:2004 (JIS2004) 対応について 」(Version 1.1) 」 というPDF文書がありますので、これをダウンロードします。zip形式なので解凍すると、5つのPDF文書が出てくるのですが、その中の
「 MSゴシック明朝V2.50フォントアップデート情報.pdf 」 を開きます ( V5.00でもOK ) 。すると最初に
「 MSゴシックファミリー・MS明朝ファミリー バージョン2.5で追加された文字 」 という項目がありますので、その内容を EmEditor にコピー&ペーストしてみることにします。
まず、このあたり(45E5~)の文字を Win2000機で EmEditor にコピー&ペーストすると、下のようになります。
「‥」となっている箇所がたくさんあります。
新フォントで追加された文字であるにもかかわらず、旧フォント使用のWin2000機でもちゃんと表示されている文字もありますが(4E0F~)、これは中国語フォントをインストールしている為ではないかと思われます。この画像ではエディタのフォントに「 MS UI Gothic 」を使用していますが、もし「MSゴシック」や「MS明朝」だと全ての文字が「‥」になります。
で、同様のことを新フォントをインストールしたXP機でやると、こうなりました。
バッチリですね。
ただし、2000B~はこんな感じに。
2xxxx番は
CJK統合漢字Extension-B 等にあたる部分のようです。
「まさかExtension B の文字が使えないんじゃ?」と、少し焦りましたが、ATOK2006 の文字パレットの「 Unicode表」 で「 CJK Unified Ideographs Extension B 」を開いて入力してみたら、右のようにちゃんと入力できました。
どうもコピー&ペーストではうまくいかないということのようです(どのソフトのせいなのかは判りませんが)。
ともかく ATOK2006 で入力できたのですから
ATOK2007 でももちろんできるでしょうし、MS-IMEも、ウチのXP機に入っている "2002" ではまだダメなようでしたが、
"2007" なら問題なさそうです。
なお、Win2000機 の方だと ATOK を使っても「 Unicode表 」に「 CJK Unified Ideographs Extension B 」の項目が出てきませんので、少なくとも同じ方法で入力することはできないようです。